オーシャン・ジオフロンティアとは トップメッセージ

当社は、日本郵船株式会社、PGS、株式会社日立製作所の3社により、2018年12月に設立され、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が所有する三次元物理探査船「たんさ」を運航して、日本の領海または排他的経済水域(EEZ)で、海底資源の物理探査を行っています。

「たんさ」の業務を受託するにあたっては、これまでに株主三社において培われて来た各分野にわたる技術と経験を結集した体制を作る事により、安全かつ効率的に物理探査を行い、質の高い海底地質情報を提供することが可能になりました。JOGMECから委託された基礎調査業務を含む石油・天然ガスの探査業務のみならず、新エネルギー分野においても、国内外のお客様への物理探査の提供を積極的に推進致します。

日本において、エネルギー・鉱物資源の安定供給のために、注目を集めているのが、世界第六位の広さを誇る排他的経済水域です。ここに広がる海洋エネルギー・鉱物資源の開発を促進する「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」が、2019年2月に改定されました。 この中では、中長期的な開発計画の方向性が定められ、「たんさ」により新たな海域を探査し、詳細な地質情報を取得し、活用につなげる事も記されています。 当社は、海底下の地質構造を立体的に調べるためのデータを「たんさ」により取得し、そのデータをイメージ処理することにより、最高品質の地質情報を提供しています。海底資源の活用につなげる地質情報やサービスをお届けすることで、皆様の信頼と期待に応える価値を提供してまいります。

今後とも、ご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長

原 貴和